Step2 長い文はなぜダメのか

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長い文がいけない理由

今回から具体的な練習に入ります。

まずは次の文章をご覧ください。
これはある高校生が書いた志望理由書の最初の部分です。

なぜ貴大学を志望したかというと、中学3年生の総合学習で環境問題に取り組んだときからSDGsに興味を持つようになり、市が主催するボランティア活動に参加したことがきっかけで自然環境と経済の関係に関心を抱くようになりましたが、もっと深く学びたいと思い環境政策学科を志望することにしました。

すごい 
なんか偉いね、この人

確かに立派です。

でも、ほら、これはすべて一文で書かれているでしょう。
だからとても長い文になっています。
この一文の中に多くの情報がギュッと詰め込まれている感じです。

確かに
一文で書いてる

不思議なもので、みんな自然とこういう長い文を書くようになってしまうんですよね。

短い文で! と言っても、だいたいこうなっちゃいます。

でも、長い文のどこが悪いのでしょうか。

すごいなあと思いますけど。

確かにすごそうにも見えますね。

でも、これを短い文で書くと、もっとすごくなります。

もっとすごくなる⁉︎

それから、
短い文の方が圧倒的にわかりやすい。

それはわかる気がします

それだけじゃありません。
文が長くなると、文法的なミスが増えます。
文の形も歪んできます。

練習問題にチャレンジ

それじゃ実際にやってみましょう。
長い文を短い文に切り分ける練習です。
短い文はいくつできてもOKです。
自分の感覚でまずは切り分けてみましょう。

解答例と解説は、練習問題1のページにあります。

Step2のまとめ

①長文がいけない理由
 ⑴短い文の方が良い文章になる
 ⑵短い文の方がわかりやすい
 ⑶長文はミスが多くなる

②練習問題スタート

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この記事を書いた人

1968年生まれ
東京学芸大学大学院修了
函館市私立学校に30年勤務
小論文を中心に指導

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